京大生性欲ブロガーのふりしゅんです。
この記事は
- 適量のお酒は百役の長って本当なの?って感じている人
- 健康のためにお酒をたしなんでいる人
- お酒を飲んでストレス解消している人
- 健康のために抜群に効果のある習慣をつけたい人
これらのうちひとつでも当てはまるのであれば、読んで衝撃を受ける記事になっています。
突然ですが、あなたは、お酒とセックス、どっちが好きですか?
いきなりなんてこと聞くんだ!って思われたかもしれないですね(笑)
でも、もしあなたが健康にいいと思って頻繁にお酒を飲むのであれば、少し気をつけたほうがいいかもしれません。
お酒というものは、実は少量であっても身体に害を及ぼすことが最新の研究でわかりました。
ふりしゅんもかつては健康のためにお酒を少量たしなむことがありましたが、例え少量でも翌日のパフォーマンスに悪影響を及ぼすことが多くありました。
しかし、お酒を飲むことをやめ、その時間を使いセックスをするようになってからは、心身ともにすこぶる調子がよくなり、日々の生産性も爆上がりました
今回は、そうした自分の経験も踏まえながら、お酒は少量でも身体に悪いこと、そしてお酒を飲む時間をセックスに充てたほうが健康にいい理由を最新の科学的データに基づいて書いていきます。
(なお、今回の記事で用いた参考論文のリンクを何個か貼っていますが、大学などの研究機関に所属している人でないと閲覧ができない論文も何個かあります。あらかじめご了承を。)
この記事の中身
「適度な飲酒が身体にいい」ことを示す実験データには、色々と問題があった
適度な飲酒が身体にいいというのは、そもそもなぜ言われるようになったのでしょうか。
それは、フランス人の食生活が由来とされています。
脂肪の摂取や喫煙は動脈硬化を起こして脳梗塞や心筋梗塞を起こすことは昔から知られていました。
ところが、フランスではバターなどの健康に悪い脂肪をたくさん摂取し、喫煙率も高いにもかかわらず、近隣諸国よりも心筋梗塞の死亡者が少ないことが知られていました。
この奇妙な現象は、「フレンチ・パラドックス(フランスの逆説)」と呼ばれるようになりました。
この理由についての解明を進めた結果、フランス人が多く摂取するワインが、健康に良い働きをしているためにこのような現象が見られると考えられるようになりました。
その後、アルコールの是非についての研究が進み、1996年の Holman, C D J らの研究によって、アルコールは少量であれば動脈硬化を原因とした病気によって死亡する確率を減らす可能性があると報告されました。
いわゆる、このようなグラフですね。

これが「アルコールは少量であれば健康に良い」と言われるようになったゆえんです。
しかし、これらのデータにはいくつか問題があります。
まず、フランス人が大量にお酒を飲んでいても健康であることについて。
これはお酒の効果というより、ワインの原料であるブドウに大量に含まれるポリフェノールの効果です。
ポリフェノールには、 心筋梗塞・心不全や脳梗塞・脳卒中といった心臓・血管の病気のリスクを低下させることが明らかになっています 。
よって、フランス人が動脈硬化などの病気になりにくいのは、お酒を飲んだからというより、ワインに含まれるポリフェノールをたくさん摂取したから、といった方が正しいです。
そして、この研究では、あくまで心臓や血管の病気に対してのリスクしか調査されておらず、ガンや結核といった、他の病気に対するリスクは調べられていますん。
もし心臓や血管の病気のリスクを下げたとしても、他の病気のリスクをメチャクチャ高めていたら、元も子もありませんよね。
この論文で出された結論は、このような課題が残っていました。
再調査の結果、飲酒によるメリットよりリスクのほうが大きいことが明らかに
そうした中で、 GBD Alcohol Collaboratorsという組織が、2018年に飲酒のリスクを改めて調査した結果についての論文を発表しました。
その結果は、驚くべきものでした。

( GBD 2016 Alcohol Collaborators[2018]より引用)
上の図は、飲酒量に増加に伴いどの程度健康上のリスクが上昇するかを示したグラフです。
グラフを見たら一目瞭然ですが、お酒を飲んで健康上のリスクが低下するなんてことは一切ありません!
お酒の影響をどんなによく評価しようとしても、「お酒一杯飲む分には、健康のリスクは悪化しない」ということしか言えません。
なぜ、これまで言われていた結果と違う結果になったのか。
この論文では、総合的な健康リスク以外に、各疾患ごとの健康リスクも調べられていました。
たしかに、適度な飲酒で心臓・血管系の病気のリスクは低下していました。
しかし、口腔がんや乳がん、結核といった病気のリスクは、少しお酒を飲んだだけでも上昇することが明らかになり、飲酒による心血管系の病気低下の利点を打ち消してしまったんです。
今まで言われていた、『適量のお酒が健康上のリスクを下げる』というのは間違いだったという、衝撃の結果ですね。
酔って気分がよくなるというのは、頭がバカになっているということ(別記事にする?)
「お酒を飲むのは健康だけが理由じゃない! お酒を飲むと気分がよくなるっていう精神的なメリットもあるんだ!」と思ったかもしないですね。
しかし、「気分がいい」時、身体の中がどのような状態になっているのか、考えたことはありますか?
結論からいうと、脳みそがチンパンジー並みにバカになっています。
そして、例え少量でもお酒を飲むことを続けると、チンパンジーから人間に戻れなくなります。
その理由は、脳のしくみを理解すればわかります。
人間の脳には、理性や思考・判断力をつかさどる部分(大脳新皮質)と、本能や衝動・情動をつかさどる部分(大脳辺縁系)があります。
普段ヒトの思考は大脳新皮質がメインになっており、理性的な判断力によって、大脳辺縁系のはたらき(つまり、本能や衝動など)をコントロールしています。
しかし、お酒中のアルコールは、脳に入ることで、理性をつかさどる大脳新皮質に麻酔作用を起こし、思考力や判断力が低下します。
その結果、それまでコントロールされていた本能や衝動が制御できなくなり、自分でも予期しな暴走行動に出てしまうことがあるわけです。
これだけでも、お酒が脳に与える影響の恐ろしさは感じられたかもしれませんね。
しかし、真に恐ろしいのは、この「頭がバカになる作用」が一時的なものではなく、永久的に続く、ということです。
オックスフォード大学とロンドン大学の研究チームによって、適量のアルコールが脳にどのような影響をおよぼすのかが調査されました。
この論文では、脳内の海馬という、記憶力や空間把握能力を司る部位の大きさの変化に着目しました。
この部分が委縮する(小さくなる)と、記憶力や空間把握能力が低下する、すなわちチンパンジー化が進むということになります。
結果は、 アルコールの摂取量が増えるごとに、海馬の萎縮リスクが上昇していたことがわかりました。
驚くことに、適量飲酒をしていた場合であっても、飲まない人に比べて海馬萎縮のリスクは3.4倍もありました。
さらに、 適量よりもはるかに少ない量しかお酒を飲まないグループであっても、海馬の萎縮リスクを抑制することはありませんでした。
この結果は、すこしでもお酒を飲んでしまえば、脳みそが衰えることは避けられないという非情な現実をつきつけています。
少量のお酒で健康のリスクは低下しない。それどころかむしろ上昇する。
しかも、少量でも、飲んだ分だけ脳がバカになっていく。
こうなると、もうお酒を飲むことに対し恐怖を感じてしまいますよね。
適度なセックスは、身体にも心にもいい
なら、適度なセックスはどのような影響を身体に与えるのか。
ずばり言いましょう、いい影響のオンパレードです(笑)
まず、セックスの頻度が多い人は、少ない人に比べ、病気になるリスクが低くなります。
イギリスのニック・ドライダキス博士がセックスの頻度による病気の発生率を調査したところ、セックスをするほど、 糖尿病や心臓病・関節炎の発生率が低く なることがわかりました。
まあ、セックスによって性ホルモンが分泌され、身体の調子を整えるので当然といえば当然なんですけど。
さらに、定期的にセックスをすることで、仕事の生産性がメチャクチャ上がります。
オレゴン州立大学のキース・リービット准教授の研究によって 、男女ともにセックスをすることで、自分に自信がもてるようになり、 仕事へのモチベーションが向上することがわかりました。
そしてその結果、仕事の生産性も上昇しています。
このセックスによるメンタル面の改善も実は、テストステロン・オーキシンといった、ホルモンの影響です。
今までもしかしたら、セックスはあくまでパートナーとの愛を確かめ合う、あるいは性欲を解消する手段でしかないと思ってきませんでしか?
とんでもない!
セックスは、愛の確認や性欲解消以外にも、身体を健康に保ち、仕事の生産性を高めて毎日を活き活き過ごすために欠かすことのできない、大切な行為です。
酒を飲む暇あるなら、セックスしよう!
今回は、お酒を少量でも飲むことがいかに有害であるか、そして適度にセックスをすることがいかに心身の健康のために大切かを書いていきました。
ちなみにふりしゅんは、基本的にお酒を一切飲みません。
有毒性を知る前は、お酒を飲むことも時々ありました。
しかし、少しでも飲んだ翌日は、明らかに頭がいつもより回転していないことを毎回のように実感していました。
ストレス解消のために飲んだとしても、翌日のダルさで結局プラマイゼロになるな、ということを感じ続けていました。
お酒の有毒性を知り、お酒を避けるようにしてからは、ダルさを感じることもなくなり毎日を有意義に過ごせるようになりました。
そして、お酒をやめた代わりに、それまで月1ほどだったセックスの頻度を増やすようにしました。
今では、週に2~3回の頻度でセックスを生産性向上のために有効活用しています。
かつては性欲が暴走することもありましたが、今では性欲をコントロールする術を身につけ、セックスで自分の生産性を最大限に高めることに成功しています。
その結果、集中力やモチベーションが上がって毎日の研究や仕事がメチャクチャ快調に進むだけでなく、自分に対する自信も大きくつきました。
あと身体の調子もすこぶる良いです。
体調を崩したとしても、次の日にはだいたい調子元に戻ります(今回は詳しく書きませんでしたが、セックスには免疫機能を高める効果もあります)
お酒を飲む時間をセックスに置き換える。これだけで僕の毎日はいい方向に激変しました。
あなたも、日々のお酒の時間を少しずつセックスに変えていって、毎日をより活き活きと過ごせるようになりませんか。
性欲とセックスを有効活用して、ふりしゅんの生活は劇的に変わりました。
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